フリーランスとして働くうえで心がけたいこと

フリーランスになったからといって、すぐに安定した仕事が得られるわけではない点には注意が必要です。時には、フリーで仕事を取るのが困難な場合も当然あります。

代表的なものとしては、ディレクターが必要になるほどの大きな設計案件があげられます。この場合は、ディレクターが信頼している人材でない限り、仕事を振ってもらえることはほとんどありません。
それでは、フリーランスとしてディレクターをすればいいのではないかと思うかもしれませんが、ディレクターというのは人気が命です。よほど人気ディレクターにならない限り、フリーディレクターとしての仕事は回ってきません。

また、一度取引があった企業との関係性を、いつまで維持できるのかという点も重要です。クライアントとの仲が良好になる程、7掛けや半額などに値切られてしまうこともあるでしょう。まして、クライアントの担当者が変われば、相見積もりなどを取られる可能性も出てきます。
そんな時には、どうしても仕事が欲しいと思っている他のフリーランスが、利益度外視で安値を出すこともあるのです。ゆえに、負けてしまうこともあるでしょう。

フリーランスは仕事をこなすと同時に、営業活動をしなければいけません。すでに案件に携わっているから、営業活動を中断するというわけにはいかないのです。新規顧客開拓ももちろんですが、これまで付き合いのあった企業に対しても、今後も仕事を回してもらうために、良好な関係を維持する努力が必要となります。